命を捨てるほどの献身も愛であり
殺したいほどの憎悪も愛であり
他人をも犠牲にする探究心も愛であり

愛とは


愛とは


偏執……


「愛=偏執」

これが中山敦支の出した答え


それに思い当って、なんて美しいんだ!!って思って…
私はこんなに美しい愛の定義を見たことがない。

美しい、というのは、「どこでも正しい」ということ。

十兵衛の愛も、紫乃の愛も、織筆の愛も、衿沙の愛も
カモ先生の愛も、風蘭先生の愛も、マブルゥの愛も、

理人の愛も

いや、それだけでなく、
三次元の世の中にあるすべての愛も

その通りなんだよ!!!!!

その通りなんだよ!!!!!!!!!!

博愛主義だったカモ先生はカギューちゃんを一番に選んだ。
理事長を一番に憎んだ。

だから生徒に対する博愛主義が個性だったカモ先生は「敗け」たんだ。


愛とは、偏執である。

世の中にね、愛に関する言葉はたくさんあるのですよ。
本作にも出てきた「愛の反対は無関心」とか。

でもこんなにしっくりくる表現は見たことがなかった。
「偏執」という言葉を当てたのは私だけど、
本作を通じて描かれてるものは「偏執」そのものだ。

愛とは、偏執である。

どこでも正しい。どこでも、正しい。
何の但し書きもいらない。

描き切った。先生はマジで描き切った。
これが「言いたかったこと」だ。

この…私が受けた…ショックと感動を…どう書き表せばいいのか…

世の中の言葉の定義が変わるんだよ。

私「愛」っていう言葉好きじゃなかったんだ。文章でも漫画でも
使わない。それは「愛」っていう言葉について
ドートク的な通り一遍の定義しか自分の中になくて、
「その言葉で自分の気持ちを表したくない」って思ってたから。

人が使ってるのは構わない。それは「愛」っていうポジティブな
表現として使ってるわけで、「好き」っていう言葉と同じだから。

でも自分のときは「愛している」より「好き」を使う。どうしても使う。

でも、「愛=偏執」であれば…
ファンが先生のネットストーカーするのも愛でありwww
気持ち悪い行動取るのも愛であり
二次創作も愛なら
ファンレターも愛であり

逆に
誰かを徹底的に憎むことも愛であり
恨んだり
妬んだり
怒ったり

それも愛なんだ!!「愛なんだ」!?
うわー絶対いわねーこんな言葉wwwwww自分で言ってて笑えるッ

でも今や「愛ある人生」とか言いたいよ。

いちいち、いちいち、喜んだり落ち込んだり、やきもち焼いたり
怒って大っ嫌いだとか思ったり、やっぱり大好きだとか思ったり、

そういう人生で、ありたいよ。

だから、カギューちゃんは愛の塊だったんだ。
それが嫉妬が生まれたことでより強くなったのは、
善意の愛だけが愛ではないってことだったんだ。

愛=偏執であれば、偏執ゆえの嫉妬が生まれても、それも愛だ。


そう…「愛=善」っていうなんか一般にある風潮を真っ向から
否定してるのがすっげ気持ちいいんだよ。
殺したいほどの憎悪も愛、だから。

美人を怨み切ったウルカイシちゃんも、それも愛なんだ。

あーー
受け取った…メッセージを、受け取った…
吾輩は満足だびん……

連載終わる覚悟は三話前くらいから出来てたけど
とても満足だ……

私やっぱり、連載が終わることよりも、「先生が描きたいことが描き切れない」
ってことのほうが悲しかったんだ。

中山先生はやっぱ神だ…
リアルタイムで読めて本当に嬉しい。

私いまもんのすげー元気出てる。
愛の塊でありたい!!!!


***

※いちおう、「偏執」の意味しらべたら
1 かたよった考えをかたくなに守って他の意見に耳をかさないこと。へんしつ。「自説に―する」
2 他をねたましく思うこと
http://kotobank.jp/word/%E5%81%8F%E5%9F%B7

だってwwwwちょっと違うか?
言葉の定義としては、執心、のほうが近いけど、言葉の雰囲気として「偏執」のほうが
ぴったりくるんだよなー「偏」って表現がいい。
まいっか、自分的には愛=偏執!!OKOK!!